私「lin」は、このブログの他に5つのブログを運営しています。
そのうち3つを2023年4月現在「ブログのテーマならこれ」と思うものに切り替えてみました。
既にご報告しているように、私が運営しているブログは「Simplicity2」と「Cocoon」のみでした。
「Cocoon」はまだしも、「Simplicity2」はかなり古いブログテーマです。
「Simplicity2」を新しいテーマで運用することにしたのです。
新しいブログテーマにすると何がどのように違ってくるのでしょうか?
あるいは変わらないのでしょうか?
このページでは、私が運営する5つのブログテーマをピックアップし、複数の指標に基づいてランキングすることで、ピックアップしたブログテーマの特徴とテーマの選び方をひもといていきます。
【PR】「Theme3」では、企業サイトのWordPressベーステーマに、100%GPLテーマ「 Arkhe 」をオススメしています。
「 Arkhe 」は高機能有料プラグイン「 Arkhe Pro Pack 」と連携することによって利便性とカスタマイズ性の両立が可能です。制作・マーケのプロの方に是非!
「Arkhe」の詳細を見る
「Arkhe Pro Pack」(サブスク版)を購入する
「Arkhe Pro Pack」には以下が含まれています。「Arkhe Blocks Pro」と「Arkhe Toolkit」には買い切り版もあります。
・Arkhe Blocks Pro
・Arkhe Toolkit
・Arkhe CSS Editor
もくじ
「lin」のブログテーマ選びの考え方
まず、ブログテーマの選び方の基準を2つ設定しました。
- ブロックエディタ対応のテーマであること
- 3つのブログを異なるテーマで運用すること
ブロックエディタ対応
現在のWordPressの開発はブロックエディタを基本にしています。
そのことを見ても、今後長く使っていくテーマがブロックエディタに対応していないものでは、またテーマ変更をよぎなくされるおそれがあります。
ブロックエディタは慣れれば、使いやすいエディタです。
ブロックエディタに抵抗感を持つのは、古くからWordPressを使用していたユーザーに違いありません。
初心者の方なら、すんなりと入っていけると思います。
あたらしくブログを作成する場合、ブログをリニューアルする場合は必ずブロックエディタに対応したテーマを選びましょう。
まあ、ブロックエディタに対応していないテーマは古いテーマだということです。
異なるテーマで運用する意味
異なるテーマで運用することに決めたのは、テーマの情報をこのブログ「Theme3」で配信しているからです。
ブログテーマは実際に使用しないと善し悪しが分かりません。
ネットをサーチするとブログテーマの比較がたくさん出てくると思います。
技術的な比較もありますし、使い勝手の比較もあります。
参考にするには十分ですが、私から見ると本当に使っているかどうか、疑わしいものもあります。
散見されるのは、アフィリエイト目的のテーマ比較です。
テーマにはアフィリエイトに対応したテーマや対応していないものなどが混在しています。
どうしてもアフィリエイトに対応したテーマを推してしまうのが、人情というものです。
そういった情報に惑わされないようにしましょう。
当サイトもアフィリエイトを行っていますが、比較や評価の際には実際の使用感を大切にしています。
そのためにも、なるべくたくさんのテーマを実際に使ってみることを心がけています。
【PR】「Theme3」では、ブログ用のWordPressテーマに、人気と高機能を誇る「 SWELL 」をオススメしています。
・ブロックエディター完全対応
・高速化機能を標準搭載
・100%GPL
・企業サイトの制作も可能 他、機能多数。
ピックアップしたブログテーマ
私の場合、あまり比較サイトを真剣に読んだことがありません。
とにかく文章が多いですし、使ってみるとまったく異なる印象を受けることがしばしばあるからです。
しかし、たくさんの比較サイトをザッと眺めるだけでも、定番のブログテーマが分かってきます。
私が選んだのは「SWELL」「SANGO」「JIN:R」の3つです。
ブログを作成する際、この3つの内どれかを選んでおけばまちがいがありません。
実は、このブログ「Theme3」では「STORK19」を使っていますし、もう一つの趣味ブログで「Cocoon」を使っていますので、私がブログテーマをピックアップするなら「STORK19 」と無料テーマ「Cocoon」をプラスして5つということになります。
検討しながら漏れたテーマは以下のとおり。
私が運用しているブログは6つです。
ピックアップしたブログテーマは5つですので、もう一つは何かということを、お話ししておきます。
それは「Simplicity2」です。
「Simplicity2」を使っているブログも、これを機に別のテーマに置き換えてしまおうかとも考えましたが、かなりカスタマイズしてある「Simplicity2」なので、どうするか悩んでいます。
結局「Arkhe」に置き換えました。
【PR】「Theme3」では、企業サイトのWordPressベーステーマに、100%GPLテーマ「 Arkhe 」をオススメしています。
「 Arkhe 」は高機能有料プラグイン「 Arkhe Pro Pack 」と連携することによって利便性とカスタマイズ性の両立が可能です。制作・マーケのプロの方に是非!
「Arkhe」の詳細を見る
「Arkhe Pro Pack」(サブスク版)を購入する
「Arkhe Pro Pack」には以下が含まれています。「Arkhe Blocks Pro」と「Arkhe Toolkit」には買い切り版もあります。
・Arkhe Blocks Pro
・Arkhe Toolkit
・Arkhe CSS Editor
オススメランキング
私の場合、ブログテーマを考える際に「機能性」「ユーザビリティ」「デザイン性」の3つを指標とします。
どれが最も重要と考えているかは、ページの最後までお読みください。
機能性
まず、「機能性」を軸として評価してみます。
- Cocoon
- SWELL
- SANGO
- JIN:R
- STORK19
解説
「Cocoon」は無料テーマでありながら、カスタマイズ性能の高いテーマです。
考えられる限りのカスタマイズが設定だけで、できます。
そういった意味で「機能性」でトップとしました。
「SWELL」「SANGO」ともに機能的には十分です。
この2つは同等の性能があります。
「JIN:R」は新しいテーマなので、少し劣る部分もありますが、開発が進むと「SWELL」「SANGO」を追い越す可能性があります。
「STORK19」が機能的には最も劣る感じです。
「SWELL」と「STORK19」がSEO設定をプラグインにまかせていることは興味深いです。
その他の3つのテーマはテーマ自体の機能としてSEO機能があります。
「SWELL」と「STORK19」は将来的なテーマの乗り換えを想定して、あえてSEO機能をはずしてあります。
とても真摯な考え方だと思います。
ユーザビリティ
「ユーザービリティ」は記事の書きやすさをメインに評価します。
実際には、ブロックエディタの使いやすさと、ほぼ同じです。
- STORK19
- JIN:R
- SWELL
- SANGO
- Cocoon
解説
記事の書きやすさ、使いやすさから言うと圧倒的に「STORK19」です。
パーツバリエーションも適度な数ですし、「上下の余白設定」が本当に使いやすいです。
操作性の全てが直感的です。
その他のテーマ「SWELL」や「SANGO」は余白設定が下だけだったり、こまめに数値が設定できたり、めんどうな印象です。
また、「SANGO」のプリセット機能は最初がめんどうです。
「JIN:R」もたくさんのデザインパーツがありますが、デザイン性を絞り込んで使えばかなり使いやすい部類です。
むやみに機能的なのは操作性を落とす要因だと思います。
「Cocoon」はもともとブロックエディタ用のテーマではなかったので、ブロックエディタにはかなり課題を残していると思います。
デザイン性
次は「デザイン性」です。
- JIN:R
- SWELL
- STORK19
- SANGO
- Cocoon
解説
「デザイン性」は、もっとも好みの分かれるところです。ですが、重要な要素です。
私の場合、デザイナーとして仕事をしていますので、こだわる部分でもあります。
最初に「SWELL」と「JIN:R」についてです。
私はミニマルなデザインが好みです。
なので、「SWELL」をトップにしようかと迷いましたが、あえて「JIN:R」にしました。
「SWELL」は、あまりにもたくさんのブログで使用されています。日本で一番使われている国産テーマですから。
そのため、目新しくなくなりました。
「JIN:R」は独特な世界観を持ったブログテーマだといえます。女性受けが良さそうなデザインです。
「Jin:R」の世界観が「デザイン性」でトップとした理由です。
次に「STORK19」と「SANGO」です。
「SANGO」独特な柔らかさがあるデザインなのですが、色合いによってはかなりオーソドックスな印象のものが出来上がります。
「STORK19」も同様です。
しかし、「STORK19」の方がシャープ目に仕上がるので、私の好みとしては「STORK19」を上位にしました。
申し訳ないですが「Cocoon」は問題外です。
デザイン的に見えるものにするためには、CSSでかなり変更する必要があります。
逆にいうと、CSSやプログラミングスキルがあれば、とても良いテーマです。
総合的には…
最後に、総合的に見てオススメする順に並べてみましょう。
上記の3つをあわせた評価です。
- SWELL
- SANGO
- STORK19
- JIN:R
- Cocoon
実際にブログを運用することによって、ピックアップしたテーマは5つしかありません。
どれも優秀なテーマです。大差があるとは思えません。使い手次第です。
「機能性」「ユーザビリティ」「デザイン性」の3つの指標で、トップが異なることで、差がないことが分かっていただけると思います。
テーマを選ぶとき何を基準とするかで、これらの5つのどれを選ぶかが決まってくるでしょう。
テーマを置き換えてもアクセスがアップするわけではありません
今回3つのブログのテーマを置き換えました。
置き換えたからといって劇的にアクセス数が増えたりしません。むしろ、置き換え当初はアクセスが減ります。
つまり、どんなに素晴らしいとピーアールされているテーマでも、あまり変わらないということです。
今時SEOに対応できないブログはありません。
それにSEOの考え方は時と共に変わっていきます。
テーマを変えても、ブログの内容以上のものを引き出すことはできません。
ブログにアクセスしてくれたユーザーに何を提供出来るかが一番大切なことだという本質に立ち戻るしかないでしょう。
やはり「コンテンツ・イズ・キング」が全てだと思います。
なによりもサイトの中身が重要です。
では、どのようにしてブログテーマを決めたら良いのでしょうか?
作ろうとするブログが何をユーザーに提供できるかをしっかりと考えた上で、ターゲットをとらえる表現力をもったテーマを選択すべきです。
私はやはりテーマの持つデザイン性だと思います。
※ここでいう「デザイン」には、トップページで記事一覧と人気記事を切り替えられたり、ピックアップ記事のボタンが設置出来たりという「機能寄りのデザイン性」も含みます。また、「使いやすさ」も「デザイン」の一つだと考えます。
ブログテーマのデザイン性を判断する方法
自分が作りたいブログの目指すデザインを念頭におきながら、テーマの情報を集めましょう。
なにより目指すテーマで作られたブログをたくさん見ることです。
「テーマ名+ブログ」で検索するのもよいでしょう。
ただし、これだと企業寄りのサイト特集が多いですし、闇雲にサイト事例を集めたサイトもあるので、あまり好ましくありません。
アフィリエイト目的のサイトも数多くヒットします。
また、公式サイトのデモサイトは、あまりいい出来のものがないです。
私は、はじめて「SWELL」のデモサイトを見たとき、こんなテーマはダメだと思いました。
デモサイトのデザインが悪すぎるのです。
しかし、情報を集めるにつれ、印象が180度転換していくことになりました。
公式サイトにはデモサイト以外にもショーケースを用意しているサイトもあります。
デモサイトより、そちらの方が参考になります。
このページでピックアップしたテーマのデザイン性を判断する上で参考になりそうなサイトにリンクしておきます。
SWELL
「SWELL」は公式サイトに「ピックアップショーケース」があります。
ページをスクロールしてみてください。かなり下の方にあります。
SANGO
「SANGO」の公式サイトにも「Showcase」があります。
こちらもスクロールしてください。
「SANGO」の場合は配色でイメージががらっと変わります。
以下のブログが参考になりました。
STORK19
「STORK19」は公式サイトで「素敵なサイト」を紹介しています。
JIN:R
「JIN:R」は比較的新しいテーマです。そのためか、よいサンプルサイトがありませんでした。
私が参考になったのは以下のブログです。
このブログではサイトデザイン設定の「ページフレーム」に「フルワイド」が使われています。
私が作ったブログでは「ページフレーム」に「トリム」を使用しました。
「トリム」を使用すると、公式サイトの以下のようなページができあがります。
縁取りがあることに注目してください。
「JIN:R」はブロックパーツのデザインも良好で、CSSで変更する必要も感じませんでした。
まだ、バグがあったりしますが、けっこうお気に入りのテーマです。
Cocoon
「Cocoon」は参考となるサイトがほとんどないです。
「Cocoon」は設定に100個以上の「スキン(着せ替えデザイン)」があります。
これを使っている限り、評価できるものをつくるのは難しいでしょう。
しかし、以下のサイトの様に「Cocoon」で作ったとは分からなかったものもあります。
イラストが主張しているだけかもしれませんが…
5つのブログテーマの特徴と使い方
最後に、私なりに5つのテーマを使用してみて「こんなジャンルが向いている」とか、「こんな人におすすめする」といった特徴と、私がどのようにテーマを使用したかをまとめておきます。
特徴については、あくまで私見です。
テーマ | 特徴 |
---|---|
SWELL | 「SWELL」は万能テーマと言っていいほどです。コーポレートサイトでも、ブログでも思い描いたものを実現出来るはずです。 しかし、シンプルなデザインなので、賑やかなものは厳しいかもしれません。 国内では、もっとも多く使用されているテーマです。 「SWELL」で作られているかどうかは見るだけで分かります。 あまりにも多すぎることが、独自のものを作ろうとする方には向かないかもしれません。 |
SANGO | 「SANGO」はアフィリエイターに向いてるかもしれません。 表現や機能の特徴によって、さりげなく商品を宣伝できます。 フワフワしたデザイン性は押しつけがましくないです。 意外にもオーソドックスなデザインにカスタマイズすることもできます。その場合は背景を白色にしてみてください。 |
STORK19 | 直感的な操作性で使いやすいです。 シャープなデザインにもソフトなデザインにもカスタマイズできます。 ブロックのバリエーションも適度な数なので簡単に使えます。 「上下の余白設定」が秀逸です。 フルワイドのトップページを作成する十分すぎる機能を持っています。 このテーマはアフィリエイターというよりブロガー向けではないかと思います。 記事をガシガシ書きたい人向けです。 |
JIN:R | ピックアップした5つのテーマのうち、最もエッジの効いたデザイン性を持っています。 機能も豊富でデザインもアフィリエイトも両方を叶えてくれるテーマだと思います。 ver1.1.0で、「アフィリエイトタグ管理」や「有料コンテンツ」のブロックが追加されました。 今後が楽しみなテーマです。 「SWELL」が気にいらなければ、これに乗り換えるのも手です。 |
Cocoon | 「無料なのにこんなに機能があっていいの?」と疑いたくなるスゴイテーマです。 デザインにこだわらない、あるいは、デザインはカスタマイズできる人にとっては最強のテーマになるでしょう。 |
次に各テーマを私がどう使ったかをまとめておきます。
本当はデザインもお見せしたかったのですが、昨今物騒な世の中になりましたので、リンクは遠慮しておきます。
テーマ | 私の使い方 |
---|---|
SWELL | 私は「SWELL」のシンプルさに惚れました。 さらにシンプルさを追求して、アイキャッチを全て同じマークにしてブログを作ったら、メチャメチャお気に入りのブログができあがりました。 |
SANGO | 私のペットのブログに「SANGO」を使いました。背景を白色にすることで、見かけは、どこにでもありそうなブログに見えます。 しかし、リスト表現が多彩なので、どんな形にも変更出来るポテンシャルがあります。 |
STORK19 | 何度も申し上げているように、この「Theme3」のテーマです。 パーツの色はCSSで設定してありますので、ノーマル色ではありません。 「STORK19」に慣れてしまうと、他のテーマは少しイライラします。 |
JIN:R | 女性受けのするライフハックブログに、このテーマはもってこいです。 美しいサイトができあがります。 ウチのかみさんに最も受けのいいブログができあがりました。「SANGO」で作ったペットブログを、このテーマで作ったブログのようにして欲しいみたいです。 |
Cocoon | 実は私のメインブログ(趣味のブログですが最も記事数が多い。かるく1500記事を超えています。)は「Cocoon」です。 デザインは「Simplicity2」によせて、カスタマイズしました。 私は「Cocoon」のデザインが好きになれませんが、このテーマならアフィリエイトでもなんでも、可能だと思います。(ただ、コーポレートサイトには向かないと思います。) |
まとめ
重要な内容は先のセクションで終わりです。
まとめとして、ブログの変化についてふれます。
私がブログをはじめた2015年頃は、すでに「アフィリエイトで稼ぐ」といったブログが下降傾向に陥っていました。
かなり特殊な内容か、「アフィリエイト自体」の実績とノウハウがないと、「アフィリエイトで稼ぐ」ことは難しくなっていきました。
しかし、ブログを趣味としている人たちもたくさんいて、ブログを通して同好の士と知り合いになれたりすることがよくありました。
今では、どちらかというと趣味的なブログより、アフィリエイトとかマーケティング目的のものが増えてきた印象です。
このページのように、とにかく文字数が多いブログが増えました。
私は、自分の好きなことだけ書いたようなブログがすきです。
ニュース番組のコメンテーターが「ブログは人生そのものが読めるから大好き」と言っていたのを思い出しました。
最近では「人生日記」のようなブログはGoogleの評価では低いようです。
私は「人生日記」のようなブログのあり方もあっていいのではないかと思っています。
そんなブログが増えてくれるといいなと願って、このページを書きました。