CocoonをSWELLに変更するとどうなる?

WordPressで通販サイトを作りたい【有料テーマ編】

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ある日、お客様から「通販サイトを作りたい」という電話がかかってきました。

お客さま

通販サイトはできますか?

確認のため以下のような質問をしてみました。

lin 営業モード

おまかせください。ですが、楽天とかBASEとかでなくてもいいんですか?

お客さま

手数料やランニングコストをかけたくないんです。

lin 営業モード

…ランニングをかけたくないのだから、独自システム開発は無理でしょうね(心の声)

実は、私には企業サイトや採用サイト、ブログといった実績は山ほどあったのですが、その時点で通販サイトの実績は一つもありません。

でも、大丈夫。
そんな時、たよりになるWordPressテーマを知っています。

弊社のコーポレートサイトでも使っているWordPressテーマ「ワードプレステーマTCD」が、それです。

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会員獲得に有効なデザインされた保護ページ
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ワードプレステーマTCDって?

「ワードプレステーマTCD」は有料テーマです。
コーポレートサイト向きの無難なデザイン性を持っていて、信頼性も十分です。
どのテーマもマニュアル完備。マニュアル通り作成すればTCDのデモサイトのようなサイトが出来上がります。

プロにもオススメです。

ワードプレステーマTCD

出典:https://tcd-theme.com/

ワードプレステーマTCDのテーマ分類

「ワードプレステーマTCD」の特徴はやりたいことに分類してテーマを用意していることです。

では「ワードプレステーマTCD」のテーマ分類を見てみましょう。

ワードプレステーマTCDのテーマ分類

出典:https://tcd-theme.com/

テーマ一覧を開いてみると「ワードプレステーマTCD」が用意しているテーマの分類が分かります。

ECコーポレートブログ
ギャラリー日本レストラン
ホテル美容・サロン病院・クリニック
SNSメディアアフィリエイト

このようにお客さま向けや、やりたいことで分類したテーマがたくさん用意されています。

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通販サイトをワードプレステーマTCDでつくる

通販サイトはEC(electronic commerce:エレクトロニックコマース)に分類されています。

ECをクリックしてみると、以下のように4つのテーマが表示されます。

EC(electronic commerce:エレクトロニックコマース)

出典:https://tcd-theme.com/theme_genre/ec

テーマ名称ショッピングカートシステム価格
AnkleWooCommerce19,800円(税別)
EGO.WooCommerce、Welcart39,800円(税別)
GLAMOURWelcart39,800円(税別)
ICONICWelcart39,800円(税別)

ショッピングカートプラグインは通販サイトの心臓部だと思ってください。
顧客管理や決済はショッピングカートプラグインによって行われます。

まず、WordPressテーマ「Ankle」についてみてみますと、テーマの概要で「WooCommerceを使って自分だけのネットショップを簡単に構築」と書かれているとおり、通販サイトの簡易版を構築できるようです。

しかし、私はオススメしていません。

なぜなら、簡易的な通販サイトは、以下のようにWordPressテーマ「EGO.」でも作ることができるからです。

Ankle
Ankle

出典:https://demo.tcd-theme.com/tcd092/

EGO. シンプルバージョン
EGO.

出典:https://demo.tcd-theme.com/tcd079-simple/

よって、「Ankle」は除外しました。

残るのは「EGO.」「GLAMOUR」「ICONIC」の3つです。
いずれも価格は同じです。

そこで、デザイン、ショッピングカートプラグインも見ていきます。

デザインを比較

EGO.
EGO.

出典:https://tcd-theme.com/tcd079

GLAMOUR
GLAMOUR

出典:https://demo.tcd-theme.com/tcd073/

ICONIC
ICONIC

出典:https://demo.tcd-theme.com/tcd062/

どれもオシャレですね。
デザインの好みとしては「ICONIC」がいいですが…

ショッピングカートプラグインを比較

既に述べましたように、通販サイトの決め手はショッピングカートシステムです。

しかし、通販サイトを作ったことがないので、どちらがいいのか大変迷うことになりました。
WordPressのショッピングカートプラグインでは2大巨頭といわれています。

WooCommerceWooCommerceは世界シェアNo.1のカートプラグインです。
しかし、海外で作られているため日本語に対応させるためには別のプラグイン「Japanized For WooCommerce」も併せて導入します。
Welcart国産のプラグインなので、言語に困ることはありません。

いずれのプラグインにすべきなのか、たくさんのブログでページを参照するも、まったく決断できませんでした。

しかし、WooCommerceを選べば大丈夫という意見も多かったので、私の気持ちとしてはショッピングカートプラグインはWooCommerce優勢となりました。

ワードプレステーマTCDの特徴を考慮

最後に決定的な決め手になったのは「ワードプレステーマTCD」ならではの特徴です。

私は「ワードプレステーマTCD」のテーマを複数使用した経験があります。
「UNIQUE」と「MASSIVE」がそれです。

これらの更新管理システムはかなり異なっています。
もちろん、最新のテーマの方が更新しやすかったことは言うまでもありません。

「ワードプレステーマTCD」はテーマ開発を継続的に行い、様々な用途別に対応したテーマが登場します。
そのため、新しいものの方が使いやすく、機能的にもバージョンアップしていくのです。

そこで、「ワードプレステーマTCD」のテーマを選ぶなら、新しいものを選ぶのが鉄則です。

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EGO.(tcd079)のWooCommerce版に決定

以上のような経緯で「EGO.」「GLAMOUR」「ICONIC」の中では最新のテーマであり、WooCommerceをサポートしている「EGO.」で、通販サイトを制作することに決定いたしました。

テーマが決まったら決済や商品価格の準備も進めましょう

利用するテーマが決まったら、決済の準備や価格設定を行うことを制作と同時に進めなければなりません。
これが通常のサイト制作と異なるところです。

今回の案件では、カード決済、Paypal決済、代引き決済、銀行振込を利用することになりました。
これらの決済を準備するために以下のような作業をお客さまと一緒に進めていきます。

決済の準備内容決済手数料
クレジットカード決済StripeはWooCommerceのクレジットカード決済の代行サービスです。利用するためにはアカウント登録が必要です。3.6%
Paypal決済Paypal決済を導入するためにはビジネスアカウントが必要です。3.6% + 40円
代金引換代金引換決済サービスを運送会社に申し込みます。

アカウント登録には住所確認等が必要で、2週間くらいかかる手続きもあります。
早めに進めておきましょう。

また、いくらWordPressで通販サイトを作ったとしても決済手数料は必要です。
決済手数料やキャンペーン価格を検討しながら、商品価格を決めましょう。

EGO.(tcd079)で制作した結果

このようにして出来上がったサイトが以下です。

土井農園

出典:https://doi-nouen.com/

結果として、お客さまに満足頂けるものが制作できました。

お客さまからは「ホームページが営業してくれてます」という、うれしい連絡がありました。

出来上がってみて、このテーマの特徴があらためて分かりました。
以下に列挙しておきます。

EGO.の特徴
  • 企業サイトのなかで通販を行うようなサイトに適している(通販のない企業サイトも作ることができる)
  • 「Ankle」のように商品一覧をメインにすることも可能
  • ブログによる情報発信によってコンテンツマーケティングも可能(集客もできる)
  • プラグインMailPoetによってメーリングリストも構築できる(WooCommerceと同時に有効化される)

「ワードプレステーマTCD」のテーマは、お知らせとブログを分けていることに好感が持てます。

まとめ:通販サイトをWordPressで制作するメリットとデメリット

最後にWordPressで通販サイトを構築するメリットとデメリットもまとめておきます。

メリット
  • 通販にかかるランニングコスト不要(決済手数料は必要です)
  • 通販以外の効果が期待できる
デメリット
  • WordPressの運用責任が必須
  • セキュリティーは万全を期する必要がある

いずれにせよWordPressはセキュリティー管理は必須です。
プラグインの導入で難なくセキュリティー対策を行うことができます。

問題はサイト管理に担当者が必要だということだと思います。
サイト管理を外注するようだと通販サイトのランニングコストより高く付きます。

「ワードプレステーマTCD」の導入とあわて、担当者の育成は必須です。

今後、このブログではそういったことにも考慮して記事を書いていく予定です。

今回、とりあげたWordPressテーマ「EGO.」は以下のバナーから購入可能です。
今後独自のECサイトはECラーニングと共に当たり前になっていくと予測出来ます。
このページをご覧になられたことで、そのきっかけになれれば幸いです。

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・ブロックエディター完全対応
・高速化機能を標準搭載
・100%GPL
・企業サイトの制作も可能
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lin記事を書いている人
はじめまして。「lin」です。クリエイティブディレクター兼グラフィックデザイナーとして活動しています。おかげさまで、キャリア25年以上になりました。「Theme3」は、私が企画デザイン事務所スラッシュディーの仕事で得たノウハウを公開します。
※以下は私が活動している企業情報にリンクしています。