CocoonをSWELLに変更するとどうなる?

WEBディレクターが撮影ディレクションする際に知っておくべき被写界深度のこと。

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雑誌広告の企画・デザインの仕事を承りました。

キャッチコピーを考えたりしながら、イメージになる写真を選んでいました。

以前、ホームページのイメージとして撮影した写真があったので、それがいいということになりました。

しかし、その写真をillustratorで広告デザインにはめ込んでみると、なんだかメインの被写体がボケたように見えます。

ホームページのイメージとして使用した際には気づきませんでした。

どうして、今まで気づかなかったのでしょうか?

背景は木の緑がボケボケのきれいな写真です。

その写真は被写界深度が浅い写真だったのです。

実写真はお客さまに提供済みなので、お見せできないのが残念です。

このページでは撮影をディレクションする際にWEBディレクターが心がけておかなければならないことに触れます。

また、ページの最後にカメラマンさん向けの情報もまとめています。

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被写界深度とは

被写界深度が浅い写真
被写界深度が浅い写真

被写界深度(被写体深度という人もいる)とは、ピントが合っているように見える範囲のことです。

「浅い」「深い」といった表現で被写界深度を表現します。

浅い場合はピントが合うように見える範囲が狭く、深い場合はピントが合うように見える範囲が広いことになります。

カメラマンは「絞り」「焦点距離」「被写体との距離」の3要素で写真のボケ具合をコントロールします。

被写界深度を浅くするとボケの大きい写真になり、被写界深度を深くするとボケが少ないシャープな写真になります。

詳しい説明は以下の参考サイトを見ていただきたいです。

私が、なぜ被写界深度のことを持ちだしたかというと、ホームページ制作では、写真の背景がとても重要だからです。

最近のホームページデザインは写真のクオリティーが、ホームページの印象に大きく関わってきます。

そういった状況で、まともなサイトを作ろうとすると、プロカメラマンとディレクターの仕事はとても重要です。

しかし、予算の関係からカメラマンを動かせず、私自身が撮影を行うことも時々あります。(ほとんどないですが…)

そんな時、身にしみるのが撮影の難しさです。

明るい単焦点レンズを使って、背景をボカした商品写真にチャレンジすることもあります。

なまじデザインやディレクター仕事をしていると、善し悪しは分かるようになりますので、何度も何度も撮影し直して、やっと満足いくものが撮れたりします。

物撮りならまだいいですが、動くものや、人の写真だったら、私ではとても無理です。

取り直しができるものならまだしも、お客さまの現場撮影にかけられる時間は限られています。

失敗できません。

やっぱり、カメラマンさんはさすがだと思うのです。

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なぜ背景をぼかしたくなるのか

さて、ホームページに使う写真の背景をぼかしたくなる理由を説明しておきます。

ホームページの特徴は写真がどのような端末で見られるか分からない点です。

スマホで見られたり、タブレットで見られたり、PCで見られたり。

その端末によって、写真の対象と背景の割合が変わってきます。

PCサイト
PC
タブレットサイト
タブレット
スマートフォンサイト
スマートフォン

このような場合、背景に何が写っているかによって、背景が見える場合、見えない場合があるのです。

お客さまの工場撮影など、製品や機械が見えてはいけないような場合に、とても困ります。

「そんなことなら、いっそ背景はぼかしてしまえ。」

という安直な結論にたっすることが多いということです。

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ディレクションするとき知らなければならない被写界深度

背景のぼけ感
背景のぼけ感

この画像をよく見ていただくと気づくことがあります。

背景はぼけているのですが、写っているものが判別できてしまいます。

椅子や観葉植物だと分かりますね。

これは、実際の風景をホームページという狭い空間に圧縮して押し込めることによって起こることです。

たとえ大きくぼかした撮影を行ったとしても、ホームページでは写真の扱いが小さくなり、圧縮されるので「ぼけが少なく見えてしまう」のです。

もう一つ知っておきたいのが、撮影の目的です。

撮影とは、被写体をきれいに切り取ることが基本的な目的です。

にもかかわらず、背景をぼかすということが、被写体にまで影響を与えてしまいます。

被写界深度のことを思い出してください。

被写界深度が浅くなることによって、被写体そのものもボケてしまう危険性が高まります。

ましてや、ポートレートはより難しくなります。

美しいポートフォリオ
美しいポートフォリオ

ポートレートの場合、目にピントが合っていないと良い写真になりません。

被写界深度が浅くなることによって、ピントがズレる危険性が高まります。

そのため、より注意深く撮影することが求められるのです。

このようなことが分かった上で、撮影ディレクションにのぞみましょう。

どうしても、背景をボカした撮影を行う場合は撮影スケジュールに余裕を持ちましょう。

背景に写ってはいけないものがあるときは、ぼかすのではなくて、移動させるのが基本です。

仕事現場に公開したくないものがある場合「背景をぼかして撮影しましょう」というようなありがちな撮影計画は絶対やってはいけません。

そんなディレクターはカメラマンさんにもきらわれます。

カメラマンさんにもオススメしたいWEBサイト制作

ここまで、撮影のことに触れてきましたので、このページがカメラマンさんの目に触れることを願って、最後にカメラマンさん向けの情報を残しておきます。

つい最近、ホームページ制作の競合相手がカメラマンさんになったことがあります。

当方が新規参入でカメラマンさんが既にお客さまのサイトを制作されているリニューアル案件でした。

結局、新規の当方が負けてしまいました。

既存サイトもプロ級で、リニューアル後もとても美しい仕上がりのサイトになっていました。

やはり写真の出来でホームページはかなり変わってきます。(実サイトへのリンクは申し訳ないですができません)

リニューアル前のサイトはワードプレスTCDの「STORY_TCD041」で作られていて、リニューアル後は「NANO_TCD065」になっていました。

デモサイトを確認してみてください【PR】

STORY_TCD041のデモサイトはこちら

NANO_TCD065のデモサイトはこちら

カメラマンさんがワードプレスTCDを利用すれば、ホームページ制作の領域にもビジネスを広げることができるという証明です。

難しいコードやCSSが必要ないので、少し勉強すればホームページ制作ができるようになります。

素人さんの参入で、カメラマンさんの仕事が減ってきているということをお聞きすることもあります。

しかし、ワードプレスTCDのような、簡単なツールを利用すれば、新しい仕事の拡がりもあると思います。

まず、カメラマンさん自身のポートフォリオを作成するところから始められてはどうでしょう。

ワードプレスTCDは以下のリンクからデモサイトが見られます。購入もできます。

ご検討なさってみてはいかがでしょうか?

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lin記事を書いている人
はじめまして。「lin」です。クリエイティブディレクター兼グラフィックデザイナーとして活動しています。おかげさまで、キャリア25年以上になりました。「Theme3」は、私が企画デザイン事務所スラッシュディーの仕事で得たノウハウを公開します。
※以下は私が活動している企業情報にリンクしています。