「BusinessPress」は100%GPLテーマです。
しかも無料。
商用利用でもOK。
とにかく使い放題です。
こんなテーマがあるなら、始めからテーマを作るのはバカバカしくなります。
このテーマは「Takao Utsumi」さんが「日本のビジネスを美しくする」をミッションとして開発した有料テーマです。
詳しくは公式サイトをご確認ください。
「BusinessPress」はスクラッチ制作経験の豊富なWEB制作者に、ぜひ、オススメしたいテーマです。
このページでは実際のデモサイトを紹介しながら、「BusinessPress」をどのようにWEBサイトに活かしていくか見ていきたいと思います。
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「Arkhe Pro Pack」には以下が含まれています。「Arkhe Blocks Pro」と「Arkhe Toolkit」には買い切り版もあります。
・Arkhe Blocks Pro
・Arkhe Toolkit
・Arkhe CSS Editor
もくじ
BusinessPressの特徴
「BusinessPress」は国内シェア18位に位置するテーマです。
意外にシェアの高いテーマだと知りました。
意外に思ったのは、この「BusinessPress」というテーマにには、ほとんど機能らしい機能がありません。
やはり、制作者が「BusinessPress」の良さに着目したのだと思います。
私にしても「BusinessPress」の素晴らしさに惚れ込んでいます。
私が好きな「BusinessPress」のポイントをピックアップしてみます。
- 完全無料で商用利用可能な「100%GPL」
- ホワイトスペースがある
- コーディングが基本に忠実で分かりやすい
それぞれ説明します。
完全無料で商用利用可能な「100%GPL」
「BusinessPress」は無料テーマです。
私がこのテーマに出会ったのは、ちょうど「BusinessPress」が紹介された2019年くらいだったと思います。
独自テーマをスターターテーマの「_s」や「Bones」を使って開発しようと、スタートしたところでした。
「BusinessPress」があるなら、独自テーマなんかいらないのでは…ということになりました。
やっぱり独自テーマが必要なのは有料テーマを使いたくないという理由です。
同じような理由で「BusinessPress」を使っている制作者は多いのではないかと想像します。
ホワイトスペースがある
「ホワイトスペース」ついては、デザイナーだったら、ご納得いただけるのではないでしょうか。
「ホワイトスペースに重さを感じる」ことができないと、いいデザインはできません。
「BusinessPress」にはある程度の「ホワイトスペース」の重さがあると思います。
これについては経験が必要なので、言葉では説明できません。
デザイナーになりたいなら絶対に必要な感覚だと思います。
最近感じるのは「表現的には」WEBデザイナーにはデザイナーではない方が多いという事実です。
WEBデザイナーと名乗る方はデザイナーという職業を分かっていないのかもしれません。
別の何かです。
この分野はすでにデザインではなくなりつつあります。
表現と企画と両立するのはとても難しいです。
コーディングが基本に忠実で分かりやすい
「BusinessPress」のテーマファイルは非常に分かりやすいです。
ソースコードがきれいで、基本に忠実です。
「BusinessPress」のコードを見たとき、これがあるなら自分でベーステーマを作る必要はないということでした。
そこで思いついたのが、「BusinessPress」に必要な機能を追加してベーステーマををつくりあげることでした。
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・ブロックエディター完全対応
・高速化機能を標準搭載
・100%GPL
・企業サイトの制作も可能 他、機能多数。
BusinessPressの欠点?
「BusinessPress」はパソコン教室などが「高品質テーマでホームページを作る」というようなテーマでとりあげることが多いようです。
たしかに「BusinessPress」は無料で使用出来る点で、とても良い素材です。
しかし、足りないものがあるのも事実です。
- 独自ブロックを利用できない
- 機能がない
- 更新されていない
「BusinessPress」 は2019年登場以来、一度もアップデートされていません。
制作者としては、これほどのテーマを無料で提供してしまったのですから、もう、忘れてしまいたいのかもしれません。
では、これらの欠点は本当に欠点なのでしょうか?
WEB制作者にとっては利点ととらえていいと思います。
次に、それぞれ言及していきます。
独自ブロックを利用できない
ブロックエディターが、当たり前になった現在では、この点が致命的です。
「BusinessPress」には独自のブロックがありません。
しかし、CSSでは「container-wrapper」と「container-content」が用意されているので、全幅のレイアウトは可能です。
WEB制作者にとっては、そのCSSだけで十分なはずです。
機能がない
実は「BusinessPress」には最近のテーマにはよくある「SEO」「高速化」などの機能はありません。
その分、軽いです。
他に何がいるのか分かりません。
必要ならば、追加しましょう。
更新されていない
これは、本当に利点です。
「BusinessPress」は2019年登場以来、更新されていません。
ならば、親テーマをカスタマイズしても問題無いでしょう。
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「Arkhe Pro Pack」(サブスク版)を購入する
「Arkhe Pro Pack」には以下が含まれています。「Arkhe Blocks Pro」と「Arkhe Toolkit」には買い切り版もあります。
・Arkhe Blocks Pro
・Arkhe Toolkit
・Arkhe CSS Editor
BusinessPressを独自開発
前セクションで述べたような欠点は、実は利点でもあります。
独自に開発してしまえば、何の問題もありません。
そこで、以下のような開発を行うことにしました。
- トップページスライダーを追加
- パンくずを追加
- お知らせのカスタム投稿を追加
- 固定ページの親子関係をサポート
足りないものは作り込むのが基本です。
トップページスライダーを追加
トップページのイメージは動画でもいいのですが、動画は簡単に表示できるので、スライダーはサポートしておきたいところです。
スクラッチ制作で、よく利用している「swiper」を組み込みます。
swiperの公式サイトはこちら
パンくずを追加
パンくずは必要です。
リッチスニペットに対応したパンくずを組み込みましょう。
また、固定ページの階層(親子関係)にも注意する必要があります。
お知らせのカスタム投稿を追加
私としてはブログとお知らせの分離は必須です。
カスタム投稿を設定しましょう。
固定ページの親子関係をサポート
小規模なコーポレートサイトの場合は固定ページで親子関係を作っていきます。
親の固定ページには子の固定ページをリストする機能が必要です。
また、パンくずの機能を深い階層までサポートすることが必須です。
結果をデモサイトに反映
以上のような改善点を投入して制作したデモサイトが以下です。
私の活動している会社の公開済みのサイトです。
シンプルですが、サイトの基本を組み込むようにしました。
※テーマ名称は変更しました。
デモサイトはこちら
実は、「Theme3」で紹介しているデモサイトは、このデモサイトのコピーサイトです。
デザイン的に主張しない基本サイトですので、分かりやすさを心がけています。
今後、この「BusinessPress」の改善点についてはコードを含めて公開する予定です。
WordPressテーマの基本を理解していただくことがねらいです。
「BusinessPress」については、内部コードを含めて、ご理解いただきたいと思います。
「BusinessPress」はWordPress公式ディレクトリにも登録されています。